阪神の新外国人マウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ3A)が27日、東京ドームで行われた開幕前日練習でアーチショーの主役を張った。

 右腕の打撃投手を相手に左翼方向に何本もオーバーフェンスさせたあと、左腕からは一転して右翼席に面白いように打ち込んだ。合計50スイングで、広角に17本の柵越え。「しっかりとらえられた。この形を続けていきたい。巨人を倒すのも大事だけど、どのチームにも勝たないと。優勝するために来たんだ」と意気込んだ。2月の春季キャンプで出遅れ、実戦機会も少なく、実戦感覚が懸念されていたが、周囲の不安をかき消した。28日の開幕巨人戦では4番に座る予定だ。