<ヤクルト4-8DeNA>◇13日◇神宮

 DeNA三浦大輔投手(41)が、うれしい今季初勝利を挙げた。

 7月13日でのシーズン初勝利は93年のプロ初勝利以来の2番目の遅さ。本人が一番安どした。

 「ここまで時間がかかった。1つ勝ててホッとしている。自分自身も前半で1つ勝てたことはよかったし、もっともっと貢献できるように頑張るだけです」。お立ち台で話す番長の口ぶりも、ちょっぴり恥ずかしそうな様子だった。

 初回を最少失点でとどめたのが大きかった。1点リードで迎えたこの回、1点を返され、なおも1死満塁。ここでヤクルト相川に投じた低めの変化球で遊ゴロ併殺に仕留め、傷口を広げなかった。

 「立ち上がりから、いきなりヒヤヒヤさせてしまったし、本当にみんなに感謝です」。5回3安打1失点。久々の白星は、本来の納得投球とはいかなかったが、米田哲也氏に並ぶ22年連続勝利のおまけもついた。ハマの番長が、後半戦に向けてはずみをつけた。