今年はダブルVだ!
阪神の激励会が26日、大阪市内のホテルで行われ、SDを務める野球日本代表の星野仙一監督(61)と岡田彰布監督(50)が金メダル&日本一の実現のため、共闘を誓った。8月の北京五輪で複数選手の選出が確実視されているが、岡田監督は若手に「藤川の再来」を期待し、不安を見せなかった。星野監督も「ともにがんばろう」と力強くスピーチ。猛虎魂で心をひとつにし、28日の横浜との開幕戦(京セラドーム大阪)に向けて気勢を上げた。
金メダル&日本一というハイレベルな目標は猛虎の力で実現できる。開幕直前の阪神激励会は例年にないロマンあふれるものになった。星野監督が壇上で力強く言い切った。「タイガースのブランドに誇りをもって、この1年間を戦ってほしい。心をひとつにすれば、いい結果が出る。私も選ばれし戦士と心をひとつにして、ジャパンを背負って戦ってきます。ともにがんばりましょう!」。日の丸とタテジマの共闘を呼びかけ、最高のシーズンにすることを宣言した。
2人の指揮官のスピーチはともに熱い内容だった。8月の北京五輪には藤川、矢野、新井、久保田の4選手が選出される可能性がある。投打の要が不在となり、大幅な戦力ダウンを強いられることになる。それでも岡田監督は不安を口にしなかった。それどころか、前向きでさえあった。
「早いもので4年がたちました。どうしようかと思ったときに、初めて藤川と久保田を当てはめ、05年からJFKという3本の矢になった」
壇上で前回のアテネ五輪を思い出していた。投手ではリリーフの軸だった安藤、ウィリアムスが代表に選出された。思案の結果、岡田監督は「F」と「K」をブルペンに抜てき。その後の革命的な投手起用の原型となった。今回の北京も同じような状況が予想される。
「何人抜けるか分からないが、チャンスを生かして1軍の戦力になる気持ちでがんばってほしい」。若手に「藤川誕生」の再現を信じている。だから五輪開催にも悲観的な考えはなかった。喜んで星野ジャパンに戦力を提供するのだ。
2月1日のキャンプインからチーム内の競争意識をあおり、昨年よりも投打両部門の底上げに力を注いできた。この日、その成果を実感した。「あまりこういうことは考えなかったが、みなさんの顔を見て、今年は勝てるという気持ちになっている」。星野監督とともに堂々の優勝宣言だ。
いよいよ28日に開幕を迎える。星野&岡田の熱いゲキで、チームの雰囲気は最高潮に達した。あとはスタートの号砲を待つばかりだ。【田口真一郎】




