右肩けんしょう炎で戦線離脱中のオリックスのトム・デイビー投手(34)に26日、今季絶望の可能性が出てきた。ロサンゼルス市内の病院で精密検査を受けるため27日に一時帰国。この日、コリンズ監督と話し合い、検査結果次第で手術を受けることが決まった。

 デイビーはパドレス時代の01年9月と広島時代の04年6月にも同個所を手術。ともに実戦復帰まで8か月以上要したことから、手術となれば今季中の復帰は絶望的だ。デイビーは「右肩が痛くて上がらない。手術ならクビになるかも知れないね」と寂しそうにコメント。今月中旬の故障発生当初は軽傷の見立てだったが、3度目のメスを入れるほどの重傷なら、選手生命にも影響を及ぼしかねない。

 非常事態発生で球団は2助っ投補強の検討に入らざるを得なくなった。中村球団本部長はデイビー解雇と代役獲得の可能性について「まだ何とも言えない。(米国での)検査報告を受けてから」とした。

 先発陣は27日に右ひじの遊離軟骨除去手術を受けことが決まった平野がすでに前半戦絶望で、岸田も左背筋痛で離脱中。この日打ち込まれた光原や中山も精彩を欠くなど、台所事情は苦しい。

 現在、宮田渉外グループ長が渡米中で、新助っ投1人の獲得は決定しており、デイビーも手術となれば2投手獲得の可能性も浮上。パウエルを逃したことがここにきて痛手となってきた。