<楽天7-2日本ハム>◇29日◇Kスタ宮城

 今季初の連勝ならず-。日本ハムが楽天に2-7で逆転負けを喫した。初回にターメル・スレッジ外野手(31)の来日初本塁打となる2ランで先制も、先発の藤井秀悟投手(30)をはじめ、4投手で9与四球という乱調ぶり。2失策も出るなど自滅の格好で、白星を献上してしまった。打線も楽天先発の田中の前に2回以降は2安打と沈黙。重盗も失敗するなど攻撃が空回りし、借金1となった。

 日本ハムが自滅で今季初の連勝を逃した。投手陣の9与四球に、厚沢投手コーチは「9つ出している時点で勝とうとするのは無理。失策は関係ない」と吐き捨てた。8回に内野陣が2失策を犯し大量5失点となったが、制球難がチームの首を絞めたのは確かだった。

 まずは先発藤井。2点の先制点をもらったが、初回に四球で出した走者をかえされた。「すぐに取り返されたのが敗因の1つ」と梨田監督。同点にされた4回は2連続四球で降板。背信の4四球に「野手の皆さんのリズムを崩してしまった」とうなだれた。

 後続の3投手も1四球以上を与え、攻撃につなぐことができない。加えて守備もさえなかった。8回に稲田が一ゴロをミットからこぼし、田中も打球を体ではじいた。昨季65失策はリーグ最少だが、負の連鎖なのか、1イニングに重なった。

 人工芝が張り替えられ、弾力性が増したといわれるKスタ宮城の対策は、試合前に「ツーバウンド目が弾む」と徹底された。それでも結果的に勝敗を分けた格好となった。真喜志内野守備コーチは「痛烈な当たりでエラーはかわいそうだけど、チーム状態がこういう時にミスは痛い」と渋い顔だった。

 攻めては6回2死一、三塁で重盗を試みるも、三塁走者森本が動けず失敗。「ちゅうちょしてしまった。反省です」と悔しがった。好投手が相手では簡単に点を取れないだけに、自滅は避けたかったが…。これでは、連勝など見えてはこない。【村上秀明】