<阪神4-3横浜>◇29日◇京セラドーム大阪
3番も忘れんといて!
新井も阪神移籍後初タイムリーを放った。1点差に迫られた7回2死一、三塁。横浜5番手加藤の代わりばなだった。初球の142キロ直球を迷わずフルスイングし、貴重な追加点をたたき出した。目標の3年連続100打点に向け、力強くその1歩を記した。
「チャンスだったし追加点が欲しい場面だったのでよかった。岩田に白星がついてよかったですよね。気持ちいいもんですよ、やっぱり勝つというのは。初打点?
まあそれは積み重ねですから。毎日毎日の積み重ねだと思うんで」
2回の守り、1点差に迫られなお1死一塁の味方のピンチでは、マウンドに駆け寄り、岩田に声を掛けた。「嫌な流れ、嫌な感じだったんで。カウント0-2だったでしょ。試合が始まれば勝ちたくなるものですから。まあ自然ですよ、自然」。勝利への思いが、自然と内野のリーダー役を担わせた。
ロッカーに引き揚げると場内スピーカーを通じ、4番金本の冗談が届いた。
「3番の新井君がしょうもないアウトに倒れたんで…」
お返しとばかり自分の後ろでガンガン打ちまくる金本への感謝の気持ち?
を高笑いで表現した。
「金本さんは頼もしい?
そうですかねぇ、ダハハッ。なんかヒーローインタビューがチラッと耳に入ったんですけど。つくづく愛されているな、と感じます。えぇ、つくづく愛されてるな、と」。
28日の足に続き、この日はバットで守りでシブい仕事。上々の滑り出しで今日こそ主役の座をアニキから奪う?
いや、初のお立ち台で競演の方が理想だ。【片山善弘】



