<巨人6-4ヤクルト>◇13日◇東京ドーム

 不調にあえぐ巨人李承■内野手(31)が13日、2軍で再調整することになった。この日のヤクルト6回戦の試合後、監督・コーチミーティングが開かれ、李と脇谷亮太内野手(26)を登録抹消し、代わりにルイス・ゴンザレス内野手(28)と円谷英俊内野手(23)の昇格が決まった。

 李がけが以外で2軍に降格するのは巨人移籍後初となる。篠塚打撃コーチは「そういう時期が来たということ。本人が一番苦しいはず。これだけ打てないと、気持ち的にもめいってくるのだろう」と、李の心情を思いやった。

 開幕直後から不安は抱いていた。北京五輪最終予選に韓国代表として出場し、出場権を得て日本に戻って来たが、その予選では球速の速い投手がいなかった。2本塁打を放つなど活躍したが「日本の投手の方がレベルが上。速い球を打ってない分の不安はある」と話していた。

 開幕を迎え、速球に押され、詰まる打撃を繰り返すうちに、手術した左手に痛みを感じるようにもなっていた。この3連戦からは、柔らかいスポンジを左手に巻き打席に立った。ひざ下まで上げて着ていたユニホームのズボンをくるぶしまでの長いものに変え、スパイクも新しいものをおろすなど、気持ちを切り替えようとしたが、結果は出なかった。

 原監督ら首脳陣も、木村拓に三塁の練習をさせ、小笠原を一塁で起用する布陣を想定するなど準備。チームにとってベストな選択とするためにも、まずは10日間、ファームで再調整させることに意見は落ち着いた。李は「言うことはありません。思っていた通りにできていません」と悔しさをにじませ、球場を後にした。■=「火」へんに「華」