<横浜5-14楽天>◇6日◇横浜

 低弾道の1発が、猛攻の合図だった。5回無死から楽天横川が、右翼席最前列に先制ソロをたたき込んだ。「逆方向を狙っていたところに、たまたま内側に来た球をすくいました」。2年目のプロ初アーチにベンチは大盛り上がり。そこから楽天打線の乱打ショーが始まった。

 一気呵成(かせい)にたたきのめした。6回、先頭の沖原が右中間へ二塁打を放つと、連打であっという間に勝負をつけた。1死満塁からは前の打席で本塁打を放った横川に代打高須を送ると、左翼線に落ちる2点適時二塁打。野村監督も「あそこは勝負どころ。投手が不安定だったから、1点でも2点でも取っておかないとな」。故障欠場の渡辺直に代わり、先発起用した沖原も2安打と活躍した。終わってみれば17安打で今季最多の14得点。

 それでも指揮官は「打線は水もの。結果オーライだよな。おれが1番嫌いな野球だ。なかなかおれ好みの野球ができないよ。打線のリズムが悪いから、指揮者なのになかなかタクトが振れない」と、ひとボヤキは忘れなかった。貯金も球団最多の4に戻した。「勝ってかぶとの緒を締めよだな。連勝はいくらでも大歓迎だよ」。今季、幾度となく言った締めの決まり文句。球団記録となる貯金5は、今日こそ更新する。【小松正明】