<阪神5-2ソフトバンク>◇6日◇甲子園

 盤石のリレーで、勝利をもぎ取った。緊迫した展開でマウンドに上がった久保田が瀬戸際で耐え抜いた。同点で迎えた7回に1死満塁のピンチを背負う。終盤だけに1打許せば、痛すぎる失点を喫する場面。力の限りに腕を振るう。スライダーで勝負に出た。

 「満塁でしたけど、矢野さんが絶対に、100%捕ってくれると思って投げました。信頼していますし、迷いはなかったですね」

 4番小久保を沈む球で3球三振に仕留める。柴原には、追い込んだあと、4球ファウルで粘られた。根比べになったが、最後は鋭く落とし、空を切らせた。この日は2イニング無失点。8回の味方打線の勝ち越しで、4勝目を手にした。

 フィナーレを飾ったのは守護神藤川だ。9回1死で本多に右前打を許した。しかし、ソフトバンクの上位打線にも、まったくスキを与えなかった。打ち気にはやる川崎をカーブでタイミングを外し、右邪飛に仕留めた。そして、松中には追い込んでからフォークで勝負。空振り三振に封じ込めて、勝利をつかんだ。

 球界トップの今季20セーブ目に到達。阪神史上初めて2年連続で、区切りの数字に達した。昨季、日本記録タイの46セーブを挙げたが、今季は、それを上回る年間52セーブを越える、日本新ペースで量産する。パワフルな同い年コンビが、チームを支える。【酒井俊作】