中日中村紀洋内野手(35)は24日の巨人とのCS第2ステージ第3戦(東京ドーム)9回先頭の打席でクルーンから左手首付近に死球を受け、そのまま交代した。「(06年に)手術したところ。大丈夫だと思うけど古傷の近くだから」と話し、試合中に病院に向かった。チーム方針で詳細は明かされなかったが、打撲と診断されたもよう。25日の第4戦出場は微妙となった。

 1敗もできなくなった中日にとって、痛いアクシデントとなった。中村紀は第1戦でクルーンから決勝タイムリーを放つなど、CSでの快進撃を演出。一発のある6番打者として打線のアクセントとなっていた。出場できなければ得点力不足は否めず、出場できてもけがの影響は必至だ。