横浜からフリーエージェント(FA)宣言し、阪神移籍が確実視される三浦大輔投手(34)が25日、横浜市内のホテルで横浜と最終交渉を行う。23日、横浜スタジアムでファン感謝デーに参加。球団幹部と日程を打ち合わせた。阪神との交渉は22日の2回目で終了。横浜とはシーズン中から10回近い交渉を重ね、話は尽くしているが「最後は横浜と話す約束ですから」と“けじめ”をつける。

 この日は、午前11時から約3時間、休みなくファンと触れ合った。色紙に1枚ずつ丁寧にペンを走らせ、キャッチボールでファンの球を受け止めた。いつもと違ったのは、声援。「残って!」「阪神に行くなー!」。三浦コールも起こった。笑顔で返し、手を振った。

 「声援?

 心に響きます。本当にありがとうございますとしか言えない。まだ結論は出していない。最後に横浜と話して一通り終わるので、しっかり考えて今月中には結論を出したい。もう少し待ってもらえれば、はっきりさせます」。最後に、自分の言葉で気持ちを明かす。【古川真弥】