横浜村田修一内野手(28)が29日、チームで活躍した若手選手に贈る「村田賞」の導入を検討していることを明かした。

 2年連続本塁打王に輝いた主砲は、選手会長に就任。「若さがあれば、勢いあるチームになる」と若手の成長を促す。そこで選手会長の立場から賞を贈ることを発案。阪神金本が、シーズンを通じノルマを達成した選手に高級腕時計を贈る「金本賞」を制定しているが、「何かできればいい」と前向きだ。球団に意見を言うだけではなく、自ら身銭を切って若手の発奮を促していく。

 他にも「日替わり声出し当番」を提案するつもりだ。試合前に円陣を組んで行う声出しは、通常は選手会長が行うが「成績が乗っている人にやらせるのもいいですね。真ん中に入れて、面白いことを言わせますか」とニヤリ。前夜に活躍したヒーローの勢いに、チーム全員で乗っかる作戦だ。

 来月7日から約3週間、奄美大島に若手を引き連れ自主トレを開始する。まずは、“直接指導”で若手を鍛える。最下位に終わった08年からの巻き返しへ向け、男村田の09年シーズンが幕を開ける。【古川真弥】

 [2008年12月30日8時19分

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