朝の特守から居残り練習まで、野球少年のように白球を追い続ける今キャンプの日本ハム中田翔内野手(19)。そんな彼の大事な部分も“少年”であることが判明した。

 きれいな丸刈り頭を保つため、宿舎ではバリカンを使い髪を切る。2月2日にも1度散髪を行っているが、散髪が済むと、もう1つのルーティンがある。そのままバリカンを股間(こかん)へと持って行くのだ。ジョリジョリ。自慢の大砲?

 の周りの毛を、丹念にカット。黒光りするほど焼けた肌と胸板の厚い上半身だが、下半身は…。ユニホームを脱げば、大人と子どもの魅力が同居したアンバランスな姿なのだ。

 決して変な趣味ではなく、理由は大まじめ。プロ野球選手はユニホームの下にスライディングパンツを装着する。練習中に「擦れるし、(毛が)挟まって痛い」という。極限まで集中するために、編み出した対策が“剃毛”の儀式だったのだ。「僕だけじゃないっすよ。みんなやってるはず」と照れたが、ある選手は「僕はしてませんけど」。…あれ?

 何はともあれ、それだけ激しい練習をしている証拠。今季レギュラーに期待のバットマンは、“バット”にもこだわっていた。【日本ハム担当・本間翼】

 [2009年2月6日9時34分

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