<オープン戦:横浜4-9ソフトバンク>◇14日◇横浜

 ハマの方程式が構築できない。横浜の守護神・石井裕也投手(27)が不安要素を残した。ソフトバンク戦9回表に登板も、味方野手のエラーなども絡み2死満塁にされ、さらに連打を浴び3失点。「下半身の重心が高くて右肩の開きが早くなってしまう」と原因は把握していたが、首脳陣の頭を悩ませる内容となった。

 大矢監督は「スピードもコントロールも、いい状態になっていないのが不安な材料」と話した。杉本投手コーチは「彼しかいないと思って入っていきたい」と代役を立てることは否定。前回10日のロッテ戦(千葉)登板で計測できなかった球速140キロはマークしたが、万全には程遠い。

 また開幕候補の寺原も制球の甘さから2発を浴びた。最速150キロを計測しながら、多村には146キロ直球を中堅右に運ばれ「甘く来たら打たれる。ショックです」と振り返った。開幕まであと半月。課題を克服する時間は残されている。

 [2009年3月15日7時47分

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