<中日3-1ソフトバンク>◇17日◇富山
交流戦Vを飾ったソフトバンクがミス連発で、日本ハムと並んでいたパ・リーグ首位の座から一夜で滑り落ちた。3失点はいずれも失策に絡んだもの。連勝は3で止まり、Vムードもしぼむ1敗だったが、首脳陣は6月26日のリーグ戦再開へ向け、左手小指負傷で2軍調整していた大隣憲司投手(24)の緊急昇格を決定。大隣は20日横浜戦(横浜)から合流する予定で、リーグ制覇へ万全の態勢を敷くことになった。
王者らしくない黒星に、ソフトバンク秋山監督のトーンも沈んだ。「ミスが点に絡んだからなあ…。また、気持ちを引き締めていかないとね」。1回裏1死二塁の場面で、一塁の主将小久保がタイムリー失策。5回裏には2死一塁からオーティズが、まさかの落球。8回裏の松田の失策と合わせ、1試合3失策。打っては完封負けを免れるのがやっと。何とも後味の悪い敗戦に、指揮官は「また、切り替えて、だな」と言葉少なにバスへ乗り込んだ。
この日リーグ戦では、首位で並んでいた日本ハムが勝ち、一夜で2位に一歩後退。交流戦最終戦で優勝を飾った昨年は、リーグ戦再開直後に7連敗を喫し、最後は最下位に沈んだ。ソフトバンクにとっては何とも嫌な黒星だが、戦場のグラウンドとは別に「再出発」に向けて、すでに動き始めている。
6月2日に交通事故に巻き込まれ、左手小指を負傷した大隣の緊急昇格が決定した。大隣は20日横浜戦で1軍合流する見込みで、先発マウンドに立つ可能性もある。当初、大隣については2試合の2軍調整登板も検討されたが、14日に熊本ゴールデンラークスとの練習試合に先発。5回2安打1失点と上々の内容を収め、その後も負傷個所が投球に支障ないことも確認されたため、3日に登録抹消されて以来の1軍復帰が決まった模様だ。
交流戦を制しても秋山ホークスの目標は、あくまでシーズン制覇。富山入りした前夜(16日)も、宿舎でビールが振る舞われた程度で祝勝会も催されなかった。大隣の昇格は、昨季パ王者の西武が相手となる26日再開のリーグ戦を見据えてのものだ。秋山ホークスが、再び白星街道を突き進むために万全の準備に入る。
[2009年6月18日11時59分
紙面から]ソーシャルブックマーク




