田代監督代行今季限り、球団社長が通達
横浜田代富雄監督代行(55)が今季限りで退任することが12日、決定した。この日、遠征先の大阪市内のホテルで佐々木邦昭球団社長(62)から通達され、来季から2軍監督への復帰を要請された。来季契約に関しては態度を保留。5月に事実上の解任となった大矢明彦監督(61)の後に監督代行を任されたが、4カ月足らずで退任が決まった。球団は来季監督について、候補を絞っていく。
121試合目の78敗目が、田代監督代行の節目だった。11日の阪神19回戦(甲子園)に1点差で負け、5月19日から指揮を執った田代政権での勝率5割が消滅。TBS本社及び球団は「田代で5割」を来季続投(監督昇格)の目安としてきたが届かなかった。84試合で30勝54敗で、残り23試合を全勝しても5割未満が確定した。この日、大阪市内のホテルで佐々木球団社長と会談し、来季の2軍監督復帰を要請された。
田代代行は大矢監督の事実上の解任で、突然5月に指揮官の要請を受けた。交流戦からタクトを振ったが、なかなか波に乗れず借金は増えていった。7月には5連勝するなど勢いに乗ったかに見えたが、借金を減らすことはできなかった。
チーム編成上の不運も重なった。3月のWBCで右太ももを肉離れした主砲の村田が、8月には左太ももを故障し離脱。内川も体調不良で戦列を離れるなど、打線の軸を長期間失った。投手陣も現在、寺原、ウォーランドがひじ痛で離脱。期待した外国人のグリン、マストニーも結果を出せなかった。
だが村田、内川、吉村らを育てた田代代行の指導力には定評がある。選手たちからの信頼も厚い。再び2軍監督で将来のスター育成に尽力してもらうことを球団は決断。同代行は「社長と話はしました。内容については言えません」と話すにとどまった。復帰要請には態度を保留した。
2年連続最下位の可能性が高くなり、TBS本社及び球団も大改革を余儀なくされた。今後は来季の監督人事について水面下で進めることになる。後任監督について、若林オーナーは11日、都内で「白紙の状態です」と話した。さらに「我々(フロント)を含めて(改革を)やるということは決まっています」と、球団フロント人事も行う構えを見せた。低迷からの脱出へ、横浜が大きくかじを切る。
[2009年9月13日8時17分 紙面から]
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