横浜が来季新監督として招聘(しょうへい)する方針を固めた巨人尾花高夫投手総合コーチ(52)が25日、自身の去就について語った。横浜球団から監督要請の打診はあったか、の問いに「私からは何も言えません。もしそういう話があれば、日本シリーズが終わってからきちんと話します」と回答。水面下では監督就任を受諾しているとみられるが、正式な要請を受けた際、受諾する意向があるかとの問いについても「言えません」とし、明確な意思表示を控えた。

 31日からは7年ぶり日本一奪回がかかる日本シリーズが始まる。尾花コーチは同シリーズについて「今年シリーズが終わるまでは、巨人と契約しているわけですから」と話し、正式要請を受けていないことから従来通りベンチ入りする意向を示した。尾花コーチがチームを去った場合、巨人は来季1軍スタッフを再編する必要がある。去就の見通しや自身の意向などについて、原監督や清武球団代表らに報告しているかと聞かれ「横浜から(自身に)話があったら、当然しなくてはいけない」と話した。

 [2009年10月26日7時48分

 紙面から]ソーシャルブックマーク