<ヤクルト1-0横浜>◇2日◇神宮

 ヤクルトが新星の活躍で5年ぶりの単独首位に立った。新外国人右腕トニー・バーネット投手(26)が7回を3安打無失点。毎回の11奪三振で、ヤクルトの外国人投手では03年のベバリン以来、7年ぶりとなる来日初登板初白星を挙げた。お立ち台では「隣にいる相川さんのリードのおかげです」と女房役をたてた。

 最速151キロの直球に多彩な変化球を低めに決める。3回まではパーフェクト。7回に1死満塁と最大のピンチを招いたが「考えすぎず、その瞬間にできることをやる」と割り切り、内藤、金城と続く代打攻勢を連続三振。雄たけびを上げながらマウンドを降りた。米国での下積み時代、英国風レストランでシェフのアルバイトを経験。来日後も日本の食材に興味を抱き、手料理でリラックスに努める。1点差の緊迫した試合展開でも冷静さを失わず、打者を料理していった。

 これでチームは05年6月8日以来の単独首位。日本一に輝いた97年の野村ヤクルト以来、13年ぶりの開幕3カード勝ち越しにも王手をかけた。助っ人は「今日はうれしいけど、1シーズンのうちの1試合でしかない」とクールに振り返る。頼れる右腕の活躍でチームがさらに勢いづいた。【由本裕貴】

 [2010年4月3日9時58分

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