<ヤクルト4-9阪神>◇25日◇神宮
阪神はいつも謙虚な赤毛のマット・マートン外野手(28)が珍しく胸を張った。「鳥谷が(四球で)出塁して平野さんが送ってくれて、チームの野球ができて自分に回ってきたからね」。初回だ。1死二塁から、あっさりヤクルト・バーネットを打ち砕いた。カウント0-2からの3球目。内角直球をしぶとくミートし、先制の右前適時打で猛虎打線に点火した。「早い回に点を取ることでチームは乗っていけるからね」と言う通り、林、桜井の連続適時打もあり、初回だけで4得点。チームは6戦連続の初回得点となった。
サッカーW杯の日本-デンマーク戦は睡眠優先でチェックせず、万全の状態で臨んだ一戦。11試合連続安打をマークし、2試合連続の猛打賞で打率を3割5分5厘まで上げ、ついに中日森野を抜いてリーグトップに躍り出た。「神様のおかげで、こういう結果が出ている。まだまだ(時期が)早いから何とも言えないけど、続けていきたいね」。いつもグラブ袋の中に聖書を持ち歩く男は神に感謝した。
マートンに導かれ、チームは8戦連続2ケタ安打をマークした。真弓監督も「とにかく(打線が)よくつながってくれる。(連続2ケタ安打は)行けるところまで行きたい」と充実感たっぷり。3連勝で今季最多の貯金9を手にした。【佐井陽介】
[2010年6月26日11時54分
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