西武の雄星投手(19)が、22日フレッシュ球宴(長崎)の出場を辞退することが7日、決まった。休養日だった5日、違和感のあった左肩の再検査を福岡県内の病院で受けた結果、「軽い左肩痛」と診断された。この日、西武第2球場でトレーニングした雄星は「ファンのみなさんに最高のパフォーマンスをお見せすることができず、申し訳ありません。今後も日々練習に励み、1日も早く期待にこたえられるように頑張ります」とコメントした。当分はノースローで様子を見る。

 最初に違和感があったのは5月4日のイースタン楽天戦の登板後で、都内の病院で精密検査を受けた時は、異常なしと診断された。実戦から2カ月以上離れた間は、リハビリプログラムを組んで慎重に調整。7月から本格投球を再開し、再び違和感を訴えた。都内でオーナー会議に出席した後藤高志オーナーは「10年、20年を背負って立つ選手。焦ってやるんじゃなく、長い目で見て、じっくりと育ってほしい」と長期的な視野で育成する意向を示した。

 [2010年7月8日8時57分

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