今春センバツ8強入りの花咲徳栄が昌平を破り、決勝進出。2年ぶりの春季関東大会(5月16日開幕、千葉)の出場を決めた。

“徳栄のジョージ”が打った!同点で迎えた8回、無死一、三塁で、打席には谷口ジョージ内野手(3年)。「死に物狂いで、絶対外野まで飛ばして1点取ろうという気持ちで打席に入りました」と、外角のスライダーを体制を崩しながらも、しぶとく左前に運び、三塁走者を迎え入れ勝ち越しに成功した。この一打に後続も続き、この回、3四死球に4安打を絡め打者一巡の猛攻で一挙5点を挙げ試合を決めた。谷口は「苦戦していたので、打った瞬間はホッとして嬉しかったです」。

守備でも貢献した。6回、1死一塁。「二遊間側の意識で、ゴロが飛んで来たら足を止めずに、足を動かして前に出ようと思っていました」。三塁に飛んだ打球を軽快にさばき併殺打とした。「準備していた分、足が動きました」と、打線に流れを呼び込んだ。

名前の“ジョージ”は、両親がタレントの所ジョージさんのファンで、名付けられた。谷口も、所さんのファンで小さい頃はよくテレビを見たという。片仮名表記で親しみやすい名前で、応援歌はアニメの「おさるのジョージ」のテーマソング。「雰囲気をホッとさせてくれるので、チームが乗っていける。僕、この名前、好きなんですよ」と、ニッコリ笑った。

小学校時代はオリックスジュニアに選ばれ、生駒ボーイズではボーイズ世界大会にも出場した逸材。大舞台は経験済みも「緊張はしないですが、体が思ったように動いてくれない時もある。メンタル面がまだちょっと弱いかな。そこをもっと強くしていきたいです」と、次の舞台、春季関東大会に目を向けた。