<楽天8-3ソフトバンク>◇26日◇Kスタ宮城

 ソフトバンク王貞治球団会長(70)は秋山幸二監督(48)の胴上げに目を細めた。25日に札幌入り。この日はチーム同便で仙台に入った。「本当に素晴らしい戦いだった。(18日からの)西武戦3連勝で流れをつくった」。ホークスで5度目のリーグ制覇だが、ユニホームを脱いで初めての優勝。今年就任した編成部門の事実上のトップとしてチームを支えた。

 08年10月8日、勇退を表明していた王監督の退任と秋山新監督が発表された。王会長はダイエー監督として、02年まで秋山監督の現役を見守った。05年に2軍監督として現場復帰させると、07年に1軍総合コーチに引き上げた。08年は1軍チーフコーチとして監督業をそばで見続けさせた。監督就任2年目でのV。まさに、政権移譲が最高の形で実を結んだ。

 秋山監督を、全力でバックアップした。4月15日に大砲ペタジーニの獲得を発表。集まった新外国人データの中で、ヤクルト時代の99、01年に本塁打王となり、日本球界を知るスラッガーどりを決めたのは、王会長の一声だった。シーズン中にトレードも3球団と成立させ、オリックスから獲得した金沢は貴重な中継ぎとして活躍。それでも王会長は言う。「(強力打線による)03年型の優勝ではない。10年型の優勝」。それは秋山監督の手腕への最大級の賛辞だった。「クライマックスシリーズはソフトバンクの歴史をつくるために乗り越えてほしい」と期待を込めた。

 [2010年9月27日8時54分

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