<セCSファイナルステージ:中日5-0巨人>◇第1戦◇20日◇ナゴヤドーム
中日チェン・ウェイン投手(25)が、巨人打線に立ちふさがった。先発して6回2/3を投げ、7安打無失点。高橋-浅尾-岩瀬とつなぐ無失点リレーを演出した。
オレ竜自慢のリリーフ陣が、先発チェンの後を受け継いだ。7回途中から、高橋聡文投手(27)、浅尾拓也投手(25)、岩瀬仁紀投手(35)の3人が巨人打線を無失点に抑えた。盤石なリレーで付け入る隙を与えず、チームに白星をもたらした。
まずは高橋だ。7回2死一塁の場面でチェンからバトンを受け取ると、脇谷に四球の後、亀井をフォークで空振り三振。得意球でピンチを切り抜け「自分の仕事ができて、抑えられてよかった」と笑顔をみせた。
浅尾も続いた。7回裏に打線が1点を追加し、5点リードで迎えた8回。先頭小笠原を一塁ブランコの失策で出塁させ、1死一、二塁のピンチを背負ったが、高橋由を捕邪飛、松本を中飛に仕留めた。「CSで初めての登板だったし、点差のある場面で投げさせてもらえて、気持ちも楽になった。1回投げられたから、あとは頑張るだけ」。最速は153キロ。シーズン同様のキレのある速球で、スコアボードにゼロを刻んだ。
そして最後は、守護神岩瀬だ。四球の走者を許したが、最後は代打谷を三ゴロに打ち取る盤石の投球。セーブのつかない場面だったが「久しぶりの割に、シーズン中と同じ気持ちで投げられてよかった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
チームのリーグ優勝が決まった1日夜。ビールかけとテレビ出演を終えた3人は、シーズンの慰労とポストシーズンへの決起を兼ねて、ささやかな祝勝会を開いた。そしてCS突破と日本一を誓い合った。そんな信頼感が生み出したこの日のリレー。リーグ屈指の勝利の方程式は、ポストシーズンでも頼れる存在だ。【福岡吉央】
[2010年10月21日11時21分
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