ベネズエラのウインターリーグで活躍中の岩田慎司投手(23)のもとに中日が専属トレーナーを派遣することが8日、分かった。金村将典トレーナーが近日中に日本を出発。所属先のマガジャネスで先発ローテーションに入り、結果を残している岩田をサポートする。

 岩田は通訳を兼任する住田ワタリ・コンディショニングコーチとともに10月上旬に現地入り。開幕2戦目となる10月13日の試合でデビューし、その後も先発ローテの一角を守り続けている。先発した5試合で1勝0敗、防御率2・96と好投。今後も登板機会が増える見込みで、球団が急きょ、トレーナーの派遣を決めた。

 昨年までも毎年、若手4~6選手をドミニカ共和国のウインターリーグに送り込む際、トレーナーを帯同させていた。1選手に専属でトレーナーをつけるのは異例だ。

 井手球団取締役は「最初はいつまで向こうにいられるのか分からなかったけど、向こうでローテーションに入って活躍しているし、体のケアも必要になってくる」と事情を説明。今季プロ初勝利を挙げた右腕の海外武者修行を手厚くバックアップしていく。

 [2010年11月9日10時38分

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