中日が開幕直前まで「鉄のカーテン」で開幕投手を隠すことが分かった。9日からの2日間、ナゴヤ球場室内での一部練習を報道陣シャットアウトで行うことが8日、発表された。情報流出には細心の注意を払っている落合博満監督(57)が12日開幕戦に向け、情報管理を徹底する。

 広報を通じ、異例のアナウンスがされた。

 「9日、10日の屋内練習場への立ち入りは禁止とさせていただきます」。

 広報担当者は「キャンプでサインプレーをやってないのでその代わりではないか」と説明した。ただ中日でも、シーズン直前の非公開練習は異例中の異例。サインプレー以外でも、開幕戦に向けて室内ブルペンで調整する先発陣を目隠しする意味合いが強そうだ。

 開幕延期の影響で、直前の調整をナゴヤドームからナゴヤ球場に切り替えざる得なかった。ドーム内のブルペンなら報道陣の目を遮って調整できるが、ナゴヤ球場室内ではそれができないという事情もある。

 現時点で開幕戦先発は不透明。1週間前となる5日ヤクルト戦で有力候補である中田賢とネルソンがともに3イニングを投げた。他球団の開幕投手は徐々に明らかになり、中日だけが唯一と言っていいほど不明なままだ。誰が投げるのか、相手に悩ませる時点で優位に立てる。竜は最後まで徹底した「鉄のカーテン」で開幕投手を覆いながら、シーズンに突入しそうだ。【桝井聡】