巨人ドラフト1位ルーキー沢村拓一投手(23)が、今日15日からの広島3連戦(マツダ)で、ついに公式戦デビューする。3連戦の中でも、今日15日の初戦が予想される。原辰徳監督(52)は14日、北九州から広島へ移動する際の小倉駅で、沢村が開幕投手の選択肢の1人だったことを明かした。開幕2カード目の初戦。監督の評価にふさわしい、大きな舞台が用意された。
開幕投手を託しても良かった-。原監督の沢村への偽らざる評価だ。13年ぶりの開幕2連勝から一夜明け、広島へ向かう小倉駅。原監督は、充実の2試合を振り返りつつ、沢村についての質問に「次の広島では出てくるでしょう。彼はしっかりしている。今まで見ていても闘争心、克己心があるし、(坂本)勇人みたいに自分に厳しくしているのもいい。原少年の1年目よりはるかに上だろう」と笑いながら広島3連戦での起用を明かした。ズバリ今日の初戦先発が予想される。
ゴールデンルーキーは、2月1日のキャンプイン以来、評価を日々高めてきた。「沢村開幕投手も」。そんな空気もチームに漂った。「沢村は開幕投手の候補に入っていたのか」。あらためて、原監督に心中を問うと「はい。競争原理の中でね。まあ、五分五分ならば、東野か内海で行きますけどね」と答えた。
紅白戦、オープン戦など7試合に登板した。28イニングを20安打7失点、自責点6で防御率は1・93。もちろん反省点もあったが、高い評価の根拠になる、申し分ない成績を残した。原監督はさらに言った。「匹敵するものは持っていますよ。彼にないのは経験、キャリアだけ。これからは、中6日、中5日、中4日で投げ続けないといけない。その辺だけですよ」。開幕投手レースは、ガチンコの三つどもえだったことを明かした。
チーム13年ぶり、原巨人では初の開幕3連勝は、若き右腕に委ねられた。マツダスタジアムで軽めの調整を行った沢村は「まだ気持ちの高ぶりはないです。東野さん、内海さんが、良い流れを作って下さったので、自分もそれに乗っていきたい。とにかく勝ちにこだわる投球をしたい。(広島は)機動力を使ってくると思いますが、大胆に攻めたいです」。自身のプロ人生の幕開けを楽しみにしている様子だった。【金子航】



