<ヤクルト4-1巨人>◇27日◇静岡

 巨人打線が、なかなか眠りから覚めない。前日の石川雅規投手(31)に続き、この日は由規投手(21)の前に沈黙した。2日連続の5安打1得点で、先制しながらの逆転負け。2連敗となり、借金は1。降雨で5回終了後に58分間の中断を経て、敗れた。原辰徳監督(52)は「いい投球をされているとはいえ、ここという時にチーム全体で襲いかかるというのでなく、打席に入った人間1人が戦っているような感じがする」と、点が線にならない打線を表現した。

 打開策を見いだすべく、必死さが垣間見える場面はあった。2回には先頭の亀井が安打で出塁し、暴投で二進。鈴木が進塁打でつないで、加藤がスクイズを決めて先制点をもぎとった。また、7回2死一、三塁の好機で三振するなど本調子でない3番小笠原を「最善策というなかで用兵したということ」(原監督)と、追いかける展開にもかかわらず7回の守備から代えた。岡崎ヘッドコーチは「彼も苦しいと思う。本来の状態に戻ってくれないと打線もつながらないし苦しい。必ず立ち直ってくれると信じています」と期待を込めた。

 岡崎ヘッドは「打順の組み替えはまだ考えていません」と語った。ならば、打線復活に求められるものは何か。原監督は「調子が良い時も悪い時もあるわけだから、ここという時には全員で相手を攻めていく。そういうふうに明日からしていきたい」と、さらなる結束を求めた。【浜本卓也】