<ヤクルト5-3中日>◇3日◇神宮

 落合竜がまたしても鬼門神宮で沈んだ。試合終盤からどしゃぶりになった雨の中、中日落合博満監督(57)はまたも敗軍の将として帰路につくことになった。

 「神宮?

 そんなの気にしていない。気にしていたら野球にならない」。

 昨季からヤクルトに7連敗、そして神宮では6連敗。指揮官は相性に関しては取り合わなかったが、敗因はズバリと指摘した。

 「3番と6番の差だよ。3番と6番がきっちりした状態になれば、打線もよくなってくるだろう」。

 相手を上回る9本のヒットを放ちながらスコアでは2点差をつけられた。その原因が3番森野、6番グスマンの不振だ。

 森野は1点差の5回2死一、二塁の好機で力ない二ゴロに倒れた。3打数無安打で22打席連続ノーヒットと深刻だ。

 「ここまできたら自分のスイングを信じてやることしか考えていない。1本出ることで変わってくる部分もある」。

 前日の早出特打も実らない。厳しい表情で、復調を言い聞かせた。

 さらに深刻なのがグスマンだ。4打席すべて走者を置いたが、進塁打すら打てず。弱点の内角を突いてきたバッテリーの術中にはまった。打率は再びリーグ最下位で、三振王と合わせて不名誉なリーグ2冠を独走している。これで再び借金生活となり4位に逆戻りした。

 「動けるようにはなってきている。もう少ししたら上がってくるんじゃないか。もう少しだろ」。

 苦しい戦いが続く落合監督はひたすら2人の男を待っている。【鈴木忠平】