中日和田一浩外野手(38)は、相性の良い阪神戦から巻き返す。11日のヤクルト戦(富山)は降雨で中止。これで10日の同カード(金沢)と合わせ2日連続で試合が流れた。陸路、名古屋に戻った4番は、スッキリとした表情で阪神戦を見すえた。

 和田

 雨だし、こればかりはしょうがないですね。ボチボチ、切り替えて(阪神戦に向け)やっていきたい。

 明日13日から阪神3連戦(甲子園)。今季は打撃フォーム改造がうまくいかずに出遅れ、打率1割9分7厘と低迷。昨季MVPに輝いた面影がない。

 阪神戦は浮上のきっかけにはピッタリだ。昨季は対戦成績3割5分4厘。主力では、4割6分超の驚異的な打率をマークした森野に次ぐ数字だ。本塁打もその森野と並ぶ5本とチームトップ。能見、下柳ら好左腕の攻略に、和田の打棒は不可欠だ。雨天中止をリフレッシュ休暇にして、結果につなげる。【八反誠】