<横浜3-5ヤクルト>◇15日◇横浜
ヤクルト小川淳司監督(53)の采配がズバリと当たった。6回、先頭の畠山和洋内野手(28)が中前打で出塁すると、代走に福地寿樹外野手(35)を送り出した。4番打者に代えての代走。しかもまだ打席は回ってくるイニング。それでも小川監督に迷いはなかった。
小川監督
横浜阿斗里が中9日と間隔があいていたことと、対戦がふた回り目に入って打者が慣れるんじゃないかと思ったこと。そういうことがあって代走を出した。
畠山の調子が落ち気味であることと、4回に捕れそうな左飛を適時二塁打にしてしまっていたことなども小川監督の頭の中には入っていた。攻撃と守備固め。リスクは少ないと判断。「半分、勝負をかけた」と振り返った。
この采配が生んだ効果は、単に足の速い走者を塁に置いたということでは終わらなかった。決勝適時打を放った宮本は「監督が畠山を代えてまで点を取りに行った場面だったし、何が何でも点を取らないといけない場面だった」と、采配によって集中力を高められたことを証言した。
宮本の打席の場面、無死一、三塁で横浜の二遊間はゲッツー態勢を敷いた。「内野ゴロでも1点入る」と、宮本は気持ちを楽にすることができた。1点勝負に出たヤクルトと、死守することをしなかった横浜。勝負どころが見えているヤクルトの強さが際だった。【竹内智信】




