<日本ハム3-1巨人>◇20日◇札幌ドーム
巨人の東野峻投手(24)が4連敗を喫した。日本ハムの4番小谷野に3回と5回に適時打を浴びて、7回7安打3失点。開幕投手を務めたエースが勝負どころで痛打を浴び、チームの連勝を3で止めた。巨人の札幌ドームでの連敗は2008年から1分けを挟んで7となった。
連勝を止めた責任を一身に背負った。報道陣の問い掛けに、東野は「そうですね」とうなずくだけだった。開幕戦で勝利を挙げて以来4連敗。7回3失点で先発の役目を果たしたが、胸にあったのは悔しさだけだった。
2球の失投に泣いた。3回2死一、二塁、小谷野に浴びた先制打は外角を狙った直球が真ん中へ。5回2死二塁の追加点はカーブが高めに浮いた。この日の最速は148キロ。最大の武器であるスライダーもキレていたが、原監督が「大事なところでもうひと辛抱だね」と振り返ったように、要所で踏ん張れなかった。
首脳陣が課題に挙げたのは、盗塁への警戒心だった。3回は田中、5、7回には陽に盗塁を許した。3盗塁のうち、2盗塁が失点に直結。原監督は「反省すべきところはあるでしょう。マークしている選手に走られたわけですから。バッテリーはもうひと工夫必要でしょう」と苦言を呈した。
覚悟を決めて上がったマウンドだった。3試合連続で6失点以上でKO。不調を打開するために、調整法を変えた。ノーワインドアップ投法に変更したため、香田投手コーチとともにキャッチボール、遠投でフォームチェック。ダッシュの距離も独自に調整した。7回3失点と復調の兆しを見せたが「結果が全てですから」と話す男にとって、敗戦は許し難い現実だった。
原監督は「良くなってきていますね。いい気合で放っていたし、次につながるでしょう」と次回登板に期待した。「真のエース」として期待の懸かる右腕。次回は真価を問われるマウンドになる。【久保賢吾】



