巨人は24日、この日行われた読売新聞グループの決算取締役会で内定した役員人事を発表した。新たに「ゼネラルマネジャー(GM)」のポストが新設され、清武英利球団代表(60)が就任する。滝鼻卓雄代表取締役オーナー(71)は退任し、取締役最高顧問に就く。新オーナーは桃井恒和代表取締役社長(64)が兼務する。6月7日の読売新聞社の株主総会と、その後の取締役会で正式決定となる。

 巨人初のGM職に就く清武氏は、専務取締役球団代表、GM、編成本部長、オーナー代行と4つの職を兼任する。原沢敦取締役球団副代表(55)が常務取締役球団副代表兼連盟担当と、新たに「連盟」の肩書が付いたことで、清武球団代表の職務におけるNPB関連の比重が低くなるとみられる。これまでも編成部門のトップだったが、GMとして、これまで以上に編成部門に重きを置くことになりそうだ。