岩瀬さんに最高の舞台を用意する!

 抜群の安定感を誇る中日の中継ぎ陣が2日、守護神・岩瀬仁紀投手(36)の“アシスト”に一致団結を誓った。今日3日から西武、ロッテとナゴヤドームで4試合続く。日本記録の286セーブにあと「2」と迫る岩瀬の本拠地での大記録達成を浅尾拓也投手(26)ら好調中継ぎ陣がお膳立てする。

 頼もしい中継ぎ陣が主役岩瀬の晴れの舞台を整える。前夜までのソフトバンク戦は2試合連続完封負け。高津臣吾の持つ日本記録286セーブまであと「2」として乗り込んだ博多では、守護神の出番はなかった。ただ、これで本拠地で偉業達成の瞬間を祝う可能性が高くなった。

 チームは福岡から愛知に戻り、午後からナゴヤドームで投手陣中心の指名練習を行った。岩瀬は参加せずに静養。一方で、尊敬する守護神のため中継ぎ陣は調整に余念がない。しっかり汗を流し、気合を入れ直した。

 ここまで14試合に登板し防御率0・00という左殺しの左腕小林正人投手(30)は「特別な重圧というのはありません。でも、日本記録というのは本当にすごいこと」。同じく開幕から14試合、自責0の鈴木義広投手(28)は「タク(浅尾)と岩瀬さんにいかにいい形でつなぐかが、ウチの形ですから」。ともにこれまで通りの貢献を誓った。

 中継ぎ陣のバトンを岩瀬に渡す役目を担う浅尾も気持ちを新たにする。

 「勝つために貢献できればいいです。いつも通りの形で岩瀬さんにつなげるようにするだけです」。

 最も厳しい場面での登板を続け、交流戦7試合で自責0と結果を出し続ける絶対的セットアッパー。ここに経験豊富な平井、三瀬らが加わる面々は、何とも頼もしい。

 準備も着々だ。すでにバッテリー陣は記録達成時の「祝宴」や記念品など内輪のセレモニーの段取りを進めている。岩瀬自身は、ソフトバンク戦後に本拠地での達成についてこう話している。

 「こればかりは自分でどうにかできる問題ではない。でも頑張りますよ」。

 高校、大学、社会人そしてプロと球歴も愛知ひと筋。地元が生んだ偉大な守護神の晴れ舞台は、やはりナゴヤドームがふさわしい。ホームの声援も味方につけ、大記録へのカウントダウンが進む。【八反誠】