<ソフトバンク7-3巨人>◇8日◇福岡ヤフードーム
巨人小笠原道大内野手(37)が26日ぶりに帰ってきた。先月13日広島戦の死球による左ふくらはぎ負傷で離脱していたが、「3番一塁」で先発復帰。3回の第2打席で和田のスライダーを「気持ちだけで打った」と中前へ運び、巨人に3試合ぶりの得点をもたらした。
真骨頂は7回の第4打席だ。森福の直球を、代名詞でもあるフルスイングで右翼席へ運んだ。今季初アーチを「うまく打てた」と振り返りつつ「勝てれば一番良かったですね」。4月29日以来となる猛打賞で自身の復活を印象づけたが、敗戦に悔しさをにじませた。
首脳陣の見立て通りだった。6日の練習を見た首脳陣は「ケガ前よりいい」と口をそろえ、この日の先発復帰を決めた。離脱前は打率1割9分5厘と苦しんでいた小笠原が、復調気配をつかんで戻ってきた。
左ふくらはぎ負傷は初めてだったが「今までやってきていないことは、できない。やってきたことをもう1回、一からやるだけです」とぶれることもなかった。「みんなが必死にやっている姿は見ていた」と、チームを思いながら復帰へ向けて努力を重ね、結果で応えた。チームは3連敗したが「継続してやっていきたい」と謙虚に話すガッツという、一筋の明るい光は差し込んだ。【浜本卓也】




