<巨人1-4ヤクルト>◇28日◇郡山

 敗因を挙げれば切りがなかった。原辰徳監督(52)監督は「ここ1本が出ない?」と聞かれ「それもだし、フォアボールも取れず、バントもできない。こういうゲーム展開になる」とやるせない表情で振り返った。今季、プロ初勝利をプレゼントした投手は5人目となった。

 初対戦する投手に苦戦するのは、どの球団も同じだが、得点できなかった内容がお粗末すぎた。3回無死一、二塁からグライシンガーが送りバント失敗。1点差の8回無死一塁には、代打の古城も同じ失敗。今季は53回の送りバントを試みて、成功したのは38回だけ。成功率は12球団ワースト。岡崎ヘッドコーチは「2つのバント失敗がよくない。今年のテーマ。練習するしかない。技術の問題」と反省したが、一向によくなる気配はない。

 3月24日、ヤクルトとの練習試合では、七条から4回2/3で12安打5得点でKOしていた。当時は直球をめった打ちにしたが、キレも制度もアップ。変化球主体の配球かと思えば、直球を続けられるなど、捕手の相川のリードにも翻弄(ほんろう)されてしまった。

 先発グライシンガーは好投したが、原監督は「力投はしたけど、今の打線で前半の2点は重い。はね返せる雰囲気がないから」と簡単に先取点を許した点を指摘。6本の安打はすべて直球を打たれた。捕手のサインに首を振ってばかりの右腕だけに、配球に集中できないのも理解できるが、あまりにももったいない配球で2失点した。借金は今季最多タイの6で4位に転落。暗い数字ばかり、並んでしまった。【小島信行】