<オリックス3-2日本ハム>◇2日◇京セラドーム大阪
そら、しゃべったるで。オリックスが今季3度目の5連勝だ。ソフトバンクに3連勝した勢いで日本ハムも1点差で下し、痛快な2強食い。これで気を良くした?
岡田彰布監督(53)は13日ぶりに会見を復活させた。後半戦リーグ2位の勝率5割4分8厘の猛牛軍に楽しさ満載の岡田節がよみがえれば、CS争いの主役は間違いない。
こんなに白星が続くのだから“温怒計”の目盛りもぐんぐん下がったのだろう。台風接近にもかかわらず声をからして応援してくれたファンに帽子を取って応えると、岡田監督はその足で記者会見を開いた。中継ぎから4試合ぶりに先発復帰した西の話題であの関西弁が復活した。
「まあ中(中継ぎ)入ってたからな。札幌で2番手やったけど日本ハム相手に投げとったからな。ここで先発するのは決めとったよ」
取り囲む報道陣全体に目を配り、怒りや恨み言は一切なかった。
各社が報じた記事を発端に8月21日の日本ハム戦から会見拒否が始まった。勝敗の責任を負い、現場を預かる指揮官として無言の抗議だった。喜怒哀楽をストレートに出す激情型監督の言葉が消え、岡田オリックスの魅力も半減していた。今季3度目の5連勝で気分を良くしたのかは不明ながら、大混戦のCS進出争いを盛り上げていく上では岡田節の復活は頼もしい限りだ。
ソフトバンクに3連勝し、移動日なしでの日本ハム戦。先発西は7回2失点で8勝目を挙げれば、後藤とT-岡田の3、4番コンビが1カ月ぶりの打点そろい踏みで全3得点。働くべき人が働いて、1点差の接戦をものにした。
「3番、4番が1打席目で打てん時は点入らんかった。最近はそこで点取れてるから。昨日も今日もな」
コメントの本格的な切れは温存したが、紛れもなく岡田監督の言葉が戻ってきた。2週間前はソフトバンク、日本ハムに6連敗。それが今は2強相手に立ち回っている。後半戦リーグ2位の勝率・548と勢いは十分。CS争いの主役級になってきた。それを彩る岡田節もよみがえり、オリックスががぜん注目の的になってきた。【押谷謙爾】



