横浜が来季も中村紀洋内野手(38)と契約を結ぶ意向であることが11日、明らかになった。佐藤常務が「もともと技術はあるし、春のキャンプを経れば(実力は)しっかり戻る。若手の手本にもなっている。現場の評価も高いので」と明言した。中村は今季途中に加入。ここまで59試合に出場し打率2割1分5厘。最下位が確定した後は若手中心のスタメン構成となっており、代打での起用が主となっているが、首脳陣は過去の実績だけでなく、若手への指導力も高く評価。世代交代を進めるチームの中で、プロ21年目を迎えるベテランの力を必要と判断したようだ。シーズン中のため本人へ通達はしていないが、同常務は「残り150本ちょっとの2000本安打も目指してほしい」と期待を寄せた。