無敵巨人は鬼ばかり!
「節分の日」の3日、2年目の沢村拓一投手(23)が投球練習後に、鬼の形相でブルペンを後にした。原辰徳監督(53)からは評価された47球だったが、本人は納得いかないと、自身にダメ出しした。
沢村がいら立ちをあらわにした。キャンプ2度目のブルペン投球で直球、スライダーを交え47球。投球中は何度も首をかしげ、鬼の形相でブルペンを後にした。
沢村
理想と現実があまりにもかけ離れている。増量した力をリリースのところでボールに伝えないといけない。フォームがひどすぎる。これじゃ、何のために体を鍛えてきたか分からない。
本人の言葉からは一見、深刻そうにも映るが、そこは昨年の新人王右腕。修正すべきポイントと改善方法は、すでに頭にある。「遠投を増やしていきます。僕の考えでは遠くに投げる距離はスピードに比例する」と、今後のプランを明かした。ブルペンではストライクゾーンを意識しすぎて体の動きが小さくなっていると分析し、遠投を多用することで体を大きく使う感覚を取り戻していく。
「ダメなところは、はっきりしている。今は100%のうちの10%。これからは上げていくだけなので」。一切の妥協もなければ、慢心もない。本人は酷評するが、ブルペンでの存在感は際立っており、原監督も「やはり勢いはある。1年目の最初のころとは全然違いますね」と高評価した。昨季11勝の沢村が自らの心を鬼にして「2年目のジンクス」を退治する。【為田聡史】



