ヤクルトのジャイアンこと赤川克紀投手(21)が、さらにパワーアップしそうな片りんを見せた。13日、沖縄・恩納村赤間運動公園で行われた韓国・サムスンとの練習試合に先発。ツーシームで2つの三振を奪った。「三振を取る投手ではないんですが、良かったと思います」という裏には、取り組んできたことの成果があった。

 オフに自主トレをともにしたオリオールズ和田から、直球のキレの大切さを教わった。フォーシームの回転数を上げようと「上からたたきつけるように押し込む感覚」のリリースを体に覚え込ませた。去年まで人さし指にできたマメが、今年は中指にできた。この日、最速139キロだった直球はムラがあるものの、指にかかるとキレがあった。

 フォーシームの回転数アップはツーシームの鋭い変化につながった。サムスンの打者の反応が手ごたえとなった。この日は3回を投げて、風に乗ってスタンドインした本塁打による1失点。「まだまだ納得のいく球は半分くらい。精度を上げていきたい」という赤川だが、目標の開幕ローテーション入りと、2ケタ勝利に向けて、直球のキレが大きな武器になりそうだ。【竹内智信】