広島期待の大型ルーキー野村祐輔投手(22=明大)のデビュー戦が、早ければ25日ソフトバンク戦(都城)となる見込みとなった。沖縄キャンプのブルペンで13日、今キャンプ最多の78球を投げ込み、手応えをつかんだ。ここまでマイペース調整を続けてきたが、打撃投手、紅白戦を経て対外試合に挑む見込み。先発ローテ入りへの大事な第1歩となる。
野村のデビュー戦が見えてきた。早ければ25日のソフトバンク戦にも、対外試合初お目見えとなる。野村は「今月中に(対外試合を)やれたらいいなと思いますが、まだ打撃投手もやっていないので…それをやれば見えてくるんじゃないですか」と控えめに話したが、大野投手チーフコーチは「実戦は今月中に可能だろう」と、順調なら起用する考えを明かした。
この日、野村は今キャンプ4度目のブルペン入りで、最多の78球を投げ込んだ。ワインドアップ、セットポジションと使い分け、カーブも3球交えた。
野村
いい感じで投げられていると思います。ボールが指にかかるようになってきました。6~7割の力で、最後の10球くらいは力を入れて投げました。
初めて野村の球を受けた会沢は「いい回転の球でキレもある。制球がよくてリードしやすい投手というイメージです」と絶賛した。大野コーチも「球の質、制球力は非常にいいものがあるし自分をよく分かっている。何年もやっていても分からない選手がいる中、そういう心配が不要だね」と珍しく褒めた。
ここまでマイペースで調整してきたのは「自分なりの課題を持たせてやらせている」(大野コーチ)ため。他球団の新人が紅白戦などで次々と実戦登板を果たす中、ブルペンでまだすべての変化球を投げていない。新人らしからぬ調整ペースが期待感をふくらませる。野村監督も「本人のプランもあるだろうし、焦らせることはない。段階を踏んで(実戦で)投げられる状態になれば」と期待する。
今後は2次キャンプ地の日南で打撃投手、紅白戦登板を経て、対外試合登板というステップを踏む。大物新人がベールを脱ぐときは近い。【高垣誠】



