<練習試合:日本ハム9-7DeNA>◇16日◇名護

 日本ハム斎藤佑樹投手(23)が栗山英樹監督(50)から「ダメだし」を食らった。実戦で2戦連続被弾を浴びるなど、16日のDeNAとの練習試合で、3回を5安打4失点と打ち込まれた。カットボールでバットを2度折り、空振り三振も奪って「収穫はあった。いいところへ投げれば三振が取れる球があるということもわかった」と前向きながら「フォームが固まってなくて、しっくりこなかった」と話した。

 冷静に振り返った斎藤とは対照的に、栗山監督の顔は興奮で紅潮し、目にはうっすら涙がにじんでいた。「非常に悔しい。ここで抑えてほしいというところで、抑えられなかったよね。(期待値が高いから)イライラする。課題を持ってマウンドへ上がっているのだけど、その中で結果を出さないと。この時期だから、は一切通用しない。怒るのは期待しているから。救いは(斎藤が)悔しそうだったこと」。斎藤は中6日で23日ヤクルトとの練習試合(名護)で4イニングを投げる予定となっている。