<オープン戦:ソフトバンク1-4巨人>◇10日◇福岡ヤフードーム

 守護神候補として巨人に加入した新外国人のスコット・マシソン投手(28=フィリーズ)が、先発投手としての適性を見せた。10日、ソフトバンクとのオープン戦で1軍初先発。前夜に杉内から7点を奪った強力打線に対し、5回2安打1失点と好投を披露し、開幕ローテーション候補に急浮上した。登板後は「先発としてやっていけるのは、うれしいこと。チームに貢献するためであれば喜んでやる」と意気揚々と話した。

 謙虚な姿勢が目立った。ペーニャ、カブレラ、松中の中軸を含む5者連続三振に仕留めたが「5連続は意識していない。実松さんが、いいリードをしてくれたからだよ」と、味方をたたえた。さらに、原監督からの助言も忠実に取り入れた。「セットポジションでグラブの位置を体の近いところに変えた。監督からいいアドバイスをもらったんだ」。素直なマシソンの人間性と先入観にとらわれない原監督の柔軟な起用法が見事に合致した。

 原監督は「宮国と同じぐらいの非常にいい位置にいる」と先発の最終枠争いの渦中にいることを明言。川口投手総合コーチも「初回の失点から修正できたことが良かった。先発の適性があるのは間違いない」と、好感触を示した。ここまでは四死球でリズムを崩すことが多かったが、この日は無四球と制球力を身につけたことも適性を判断する上で大きな要素になるはずだ。無敵ジャイアンツの先発争いにマシソンが一気に食い込んできた。【為田聡史】