<オープン戦:巨人2-3ヤクルト>◇21日◇東京ドーム

 巨人の開幕ローテーションが絞られてきた。候補のスコット・マシソン投手(28=フィリーズ)がヤクルト戦に先発。制球難を露呈し5回を3失点、球数も98球を要し1歩後退した。2番手の東野峻投手(25)は4回を投げ無失点。2月から対外試合の無失点を通算12イニングに伸ばした。5人でスタートする先発陣の最終枠に入ることが有力となった。

 開幕ローテ最終枠を巡る原監督のジャッジメントは、単純明快なものだった。この日先発のマシソンが5回3失点。バレンティンに2本塁打を食らい与四球は4つ。制球難は解消されないままだった。一方、2番手東野は4回を無失点。こちらも与四球3でピリッとしなかったが、二枚腰で得点を許さなかった。監督は「マシソンは50点くらい。反省を生かしてほしい。東野は粘り強さがあった。いい状態の中で仕上げてくれている」とし、続けた。

 原監督

 5番目はディッキー、東野。彼らがその辺に来ている。宮国、マシソンがそこに続いている。そんなに難しいことは言っていないよ。

 30日のシーズン開幕まで残り10日を切り、調整過程と結果を踏まえた明確な格付けが行われた。

 内海、杉内、沢村、ホールトン。左右4枚の軸が順当に決まった。残り1枠を4人で争う展開。調整遅れやKOなどでともに決め手を欠いた。東野は右肩の筋肉に軽い張りが出て、前回登板を回避。この日の登板が大きな意味を持っていた。制球に苦しみ毎回走者を背負ったが、「入念に練習してきた」左右打者への内角に打つくさびは有効だった。8回2死一、三塁で代打の武内を空振り三振としたのは外角高めの直球。「飛ばないボールになってホームランはそうない。原点に立ち返った直球を」と話していた通り、最後は経験と開き直りがものをいった。

 ゴンザレスも安定しているが無失点を継続の東野が現状有利。長いイニングの登板が残る候補は宮国だけ。昨年開幕投手のローテ入りが順当だ。【宮下敬至】