巨人渡辺恒雄球団会長(86=読売新聞グループ本社会長)が25日、都内で取材に応じ、女性問題が浮上した原辰徳監督(53)に来季も続投させる意向を示した。同会長が今回の問題について言及するのは初めて。また、21日発売の週刊文春の情報源は前GMの清武英利氏(61)と断定する見解も口にしていた。

 清武氏の代理人を務める吉峯弁護士は、渡辺会長が暴露記事の情報源を清武氏と断定したことに「まったくのでっち上げです」と完全否定した。この日夜、電話取材に応じ「渡辺独裁のもとで自由にものが言えない社員たちに虚偽を強要したり、そういうことばかりおやりになっている。むしろ恥ずかしくないのかな。胸に手を当てて考えてほしい。いいかげんにしてはどうですか」と不快感を示した。そのうえで「読売新聞本社グループもいつまでこんなことを放置しているのか。このままではグループ全体が沈没していくのではないか」と話した。