<ヤクルト2-1DeNA>◇16日◇神宮

 DeNA中畑清監督(58)が監督として初の退場処分を受けた。同点に追いついた7回無死二塁、森本の送りバントで三塁を狙った筒香がアウトと判定され、ベンチを飛び出し猛抗議。深谷三塁塁審に腹から体当たりし、暴力行為で退場を宣告された。ベンチ裏へ下がる際も「バカヤロー!」と叫び、帽子をグラウンドにたたきつけた。試合はその裏に決勝点を奪われ6連敗。試合後、広報を通じ「走者の足が入っているように見えたし、チームにとって最も重要な局面だったので、抗議に至った。ただ自分のとった行動で迷惑をかけてしまったことはおわびしたい」とコメントした。

 ◆中畑監督の退場

 巨人コーチ時代の94年7月24日中日戦に次いで2度目。94年は原の二塁ゴロに対する杉永一塁塁審のアウトの判定に怒り、中畑一塁ベースコーチが同塁審に胸で体当たりし、暴力行為で退場処分を受けた。なお、DeNA監督の退場は、横浜時代の09年4月16日大矢監督以来のこと。