DeNAが、今季でレッドソックスと6年契約が切れる松坂大輔投手(32)の獲得調査のため緊急渡米することが7日、分かった。全日程終了後にも池田球団社長と高田GMが渡米し、本格調査を始める。

 松坂はヤンキース戦の登板後、来季以降について「(レ軍に)残ることができるなら残りたいと思ってますけど、その可能性は限りなくゼロに近いと僕は思ってます」と話した。さらにチェリントンGMも「松坂については話し合う機会がない」と、構想外であることを示唆していた。

 これらの状況を受け、DeNAが獲得に本腰を入れることになった。5年連続最下位の要因となっている先発投手不足を解消する大きな補強となる。さらに松坂は地元・横浜高出身。西武時代のチームメートだった友利投手コーチや、高校時代のチームメート後藤、小池が在籍していることもアピール材料となりそうだ。松坂以外にも松井秀喜外野手(38=レイズFA)福留孝介外野手(35=ヤンキースFA)にも興味を示しており、本格交渉に乗り出す場合は、最大限の誠意を見せる方針を固めている。