ロッテ伊東勤監督(50)がニセ者にVを誓った。10日、QVCマリンを訪れた指揮官から語られたのは、“本当にあったこわ~い話”だった。「京都の神社に『優勝

 伊東勤』って書いたやつがあってさ。びっくりしたよ」とは絵馬のこと。実際は参拝していない平安神宮に、「優勝祈願

 千葉ロッテマリーンズ伊東勤」と書かれた絵馬が奉納してあるというのだ。しかも筆跡まで似ているという。

 伊東監督が元日に足を運んだのは、京都ではなく東京・国立市の谷保天満宮。「神頼みはしない」性格で、絵馬どころかおみくじも引いていない。つまり偽者。ネット上にアップされた写真を見て、その存在を知った。だが就任1年目の熱き指揮官は、怪奇現象をも歓迎。「誰かが代わりにやってくれたんだ。そうやって応援してくれる限り頑張らんと」と笑い飛ばした。

 そんな意気込みも込めたのが、この日発表したスローガン「翔破~頂点を目指して~」だ。翔破(しょうは)とは、鳥が空を飛び通すこと。昨季は首位ターンも、失速して5位に終わった。「いろんな障害があるだろうけど、今年はそれに負けず優勝まで到達しようという意味」と、チームマスコットでもあるカモメになぞらえた。

 またこの日は、新人合同自主トレを視察。「どんどんアピールしてもらって、4人とも(1軍キャンプ地の)石垣に連れて行きたい」と若き力に期待した。04年に西武を日本一に導いた手腕で、目指すは昨季からの巻き返し。ロッテが頂点へ駆け上がったとき、“ニセ伊東”の思いも報われるに違いない。【鎌田良美】