DeNAの春田真オーナー(44)が中畑清監督(59)の来季続投の可能性について初めて言及した。7月31日、都内で取材に応じ「監督は去年から頑張っていただいている。もともと2年契約だけど、これは野球界のしきたりみたいなところもある。(今季も)頑張っていただいているし、頑張っていただければ当然(続投も)あると思う」と話した。

 中畑監督は昨年10月8日の本拠地最終戦後のセレモニーでファンに向かって「来季はファンの皆さん、一緒にCSを戦いましょう!

 それが出来なければ私はクビです!」と宣言。今季の目標にCS進出を掲げて、シーズンに臨んできた。現在、チームは強力打線の力もあって3位をキープ。昨季は7月末時点で23あった借金も、1ケタの9とチーム力の向上も見せている。春田オーナーも「勝率も5割に持っていけるというのもある」と、戦いぶりを評価した。

 ただ、来季体制については、今後の成績を見ながら話し合いを持つことを強調。「(現時点では)何も決まっていないよ。今はシーズン中だし、戦っている最中。来季の体制についての話をしたことはない。会社(本社)でも球団でも(話は)出ていないですよ」とした。

 方針決定のメドについては、「しかるべきタイミングがきたら決めたいと思う」とした上で、「秋くらいじゃないですか」と、シーズン終盤になる見通しを示した。「今は頑張ってほしい」とCS進出に向けて期待を込めていた。