今年は王者のイズムを体感する。DeNAが、沖縄・宜野湾での春季キャンプで1軍帯同する新人5選手をバスケットボールbjリーグの「琉球ゴールデンキングス」に体験入門させることが30日、分かった。同チームは現在、西カンファレンス首位を独走し、昨季までの5年間で優勝2度、準優勝1度を誇る強豪。競技は違えど、常にV争いを演じる心構えを吸収する。

 キャンプ最初の休日となる2月6日に練習に参加。当日は基礎練習を一緒に行うほか、フリースロー対決にも挑戦する予定だ。琉球ゴールデンキングスも、プロ野球チームとのコラボは初めて。同チームの宮城広報も「違う球技ですが、お互いにとって刺激になれば」と期待を込めた。

 昨年のルーキーは沖縄アクターズスクールに入門。アピール力を学んだが、慣れないダンスには悪戦苦闘した。今年は誰でも1度は経験のあるバスケ。この日、横須賀ベイスターズ球場での新人合同自主トレを打ち上げた、身長190センチのドラフト4位、三上朋也投手(24=JX-ENEOS)は「楽しみですね」と笑顔をみせた。それでも「キャンプからはユニホームを着ますし、環境が今までと変わる。もう1度引き締めて、頑張りたい」と、まずは第1クールからプレーでの猛アピールを誓っていた。