DeNA三嶋一輝投手(23)が10日、工藤公康氏(50=日刊スポーツ評論家)から「カーブ習得のコツ」を教わった。三嶋のカーブを投げるフォームを見た工藤氏は「スライダーと直球は全然良い。カーブの時、体にゆるみがある」と指摘。全力で腕を振ってカーブを投げる癖をつけるため「50メートルの距離からカーブを投げる」練習方法を教えた。

 カーブを武器に224勝した左腕の言葉は大きかった。これまでは直球とカーブのフォームが違い、低めに決まっても打者が反応することが少なかった。それを改善するために、オフはカーブを課題に取り組んできた。この日、工藤氏に自ら質問しボールをどのポイントで離すか、手首をどう使うかなどを教わった。「ボールを上で離すか、前で離すタイプかを学びました。いろいろ試してシーズンで使えるようにしたい」とさらなる向上に前向きだった。